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ホームページ作成プロティン 飲みすぎ・体力低下に要注意 -- 夏場の「肝臓の疲労」が健康に与える悪影響とは?

梅雨が明け、全国的に猛暑日が続くなど暑い夏が本格化してきた。ビジネスパーソンにとっては暑さによるストレスや身体の疲労がたまり、そしてついついお酒を飲む量も増えてしまう時期だ。既に体力低下により夏バテを感じている方や、お酒を飲む機会が続いて疲労感を感じている方もいるかもしれない

このような「夏バテ」「体力低下」「疲労感」、その原因はどこにあるのだろうか。「暑いからなんだか元気がない」とだけイメージしている方も多いだろうが、実はこれらの原因は「肝臓の疲労」と関係があると言われている。そのメカニズムを紐解くと夏場を元気に乗り切るためにはどうすれば良いのかが理解できるだろう。

● まずは、肝臓の役割と現代人の肝臓の特徴を知ってみよう

まずは、肝臓そのものの役割を理解してみよう。肝臓は「人体の化学工場」と呼ばれており、人間の生命を維持するための500種類以上の働きをしている臓器だ。例えば、食品から摂取したたんぱく質、糖質、脂質という三大栄養素を体内で利用するために様々な形に合成(代謝)して血液内に放出したり、アルコールや薬物など身体に有害な物質を解毒・分解したり、胆汁という脂肪を消化する成分を作って十二指腸に放出したりする働きをもつ。

生命維持のために重要な役割を担う肝臓だが、現代人の肝臓は「オーバーワーク」だと言われている。その原因は大きく3つあり、「ストレスと血圧上昇による肝臓への負担増加」「運動不足による過剰な栄養の蓄積や排出」「アルコールの摂取による肝臓への負担増加」だと言われている。この3つのうち、どれかひとつでも当てはまる方は多いはずだ。これらの原因で肝臓への負担が増加し、肝臓本来の機能やその効率が低下してしまう危険があるのだという。

特に、7月から8月に掛けては猛暑により肝臓に大きな負担が掛かったところにビールなどの冷たいお酒が更に肝臓に負担を掛ける状態が続き、1年の間で最も肝臓にストレスが掛かる時期のひとつだとされている。健康維持のためによく言われる「バランスの取れた食生活」「お酒は適量に」「睡眠と休養をしっかりとる」といったアドバイスは、肝臓への負担を軽減し肝臓本来の機能を維持するためでもあるのだ。

● 「夏バテ」のメカニズム~肝臓の疲労が全身の疲労に

それでは、夏場に感じる身体の疲労感、夏バテはどのような理由で起きるのだろうか。これにも肝臓が大きく関わっている。そのメカニズムを見てみよう。

肝臓は「お酒のアルコールを解毒・分解するところ」というイメージが強いが、前述の通り様々な機能により人間が活動するための大量のエネルギーを生み出し、蓄えるというのが肝臓の重要な役割だ。肝臓で生み出されたエネルギーは全身に届けられ、そして私たちは元気に生活できるのだが、お酒の飲みすぎ、栄養の偏り、ストレスなどで肝臓に大きな負担が掛かるとこの機能が低下し、十分なエネルギーが生み出せない状態になる。十分な休養をしていても身体が「元気がない」「疲れた」と感じるのはこのためなのだ。

そして、このような「肝臓の疲れによる全身の疲れ」は夏場になると一層深刻になる。気温が高くなると、人間の体は体温を一定に保とうとして大量のエネルギーを消費し、身体にかなりの負担を強いられる。この負担が続くと、身体の調節機能が限界に達し、たまった熱を放出することができなくなり、だるくなったり、発熱したり、胃腸の働きが低下し、「夏バテ」の状態になる。胃腸の働きが悪くなると、食欲がなくなり、あっさりしたものや冷たいものばかり食べがちになるが、そうすると、ビタミン、ミネラル、たんぱく質といった肝臓がエネルギーを生み出すために必要な栄養が十分摂れず、肝臓本来の力が低下する。すると、胃腸の消化機能はさらに低下し、バテた状態が悪化するという悪循環に陥るのだ。

また、夏場に脂たっぷりのお肉でビールを飲むことが楽しみな方も多いと思うが、脂質を分解する機能とアルコールを解毒・分解する機能はどちらも肝臓が担っており、両方を同時に摂ることで肝臓に大きな負担が掛かるとこれらの分解が進まず肝臓本来のエネルギーを生み出す機能が低下する状態になってしまうので、十分に注意が必要だ。

● 肝臓の元気を保つために気をつけることは?

それでは、このようなメカニズムを踏まえて肝臓の元気を保つためにはどのような対策が必要なのだろうか。重要なのは日常生活の中で「肝臓への負担を軽減する」ということだ。

例えば、1日6時間以上の睡眠で肝臓を休ませ、疲れた肝臓を回復させたり、肝臓に脂肪をためないために有酸素運動を1日20~30分程度続けたり、そしてお酒を飲む際には1回の量を減らし、飲んだ後はしっかりと肝臓を休ませることも重要だ。また、暴飲暴食を避け、高たんぱく、高ビタミン、低脂肪の食生活を心がけることも大切だ。

また、肝臓に必要な栄養素を効率よくとり入れる為の商品も出ている。例えば、ゼリア新薬工業からは肝臓水解物によって肝臓に滋養強壮効果をもたらす医薬品「ヘパリーゼ」を発売しており、このような商品やサプリメントなどを用いるのも一つの方法だ。

肝臓は病気になった場合に自覚症状がほとんどない「沈黙の臓器」と呼ばれており、健康診断を受けなければ自分自身の肝臓がどのような状態か確認できないほどだ。しかし、肝臓に負担が掛かり正常な機能を果たせない状態が続くと分解されない脂肪が蓄積され「脂肪肝」「肝炎」といった肝機能障害にはじまり、肝硬変、肝癌など生命の危険に関わる病気に発展するリスクもある。日常生活を少し見直して、「元気な肝臓」の維持に努めていただきたい。
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